PEARL OF AFRICA PROJECT

100% Uganda Organic Cotton

「ウガンダ共和国」について
ウガンダ共和国は東アフリカに位置し、赤道直下の国であり、アフリカ最大の湖ビクトリア湖に面し、アフリカ最長の河川ナイル川が流れている。まさに大自然の恩恵を受け続けた豊かな自然環境を有する国である。そんなウガンダ共和国には、マーチソンフォールズ国立自然公園やチンパンジーの森ブドンゴ森林保護区、マウンテンゴリラの森ブインディ森林保護区などが存在し、野生動植物の「最後の楽園」が数多く残されてきた。ウガンダが位置するアフリカ東部では、大地溝帯(グレート・リフト・バレー)と呼ばれる大地の裂目が南北にかけて大地を引き裂いている。大地溝帯が連なる一帯の中で赤道と交わる一帯には、生物多様性の豊かさが残り、そして人類発祥の舞台と注目を集める一帯が存在し、その西側に位置する地溝帯は「アルバタイン地溝」と呼ばれ、太古に行われた大きな地殻運動によって、高山・サバンナ・巨大な湖・湿地帯と様々な自然環境を生み出し、多種多様な動植物の「聖地」を地球にもたらした。

人類・動植物の聖地の危機「現在進行形の環境問題」について
近年、現地の人々による森林伐採や焼畑、木炭作りが増加し環境破壊問題が深刻化している。更に農業大国であるウガンダ共和国では、近代的な化学農薬や化学殺虫剤などを散布し行う慣行農業が先進国から持ち込まれ、自然豊かな国の資源は、徐々に減少している。
近代農法で多量に使用される化学農薬や化学肥料から自然に帰らない化学物質が土壌に溶け込み、川へと流れ込む。定期的に雨が降る地域では、一時的なゲリラ豪雨によって辺り一面が浸水する。そのような環境下では、土壌に染み渡った化学物質が土壌から離れ、近隣の生物の楽園へと流れ込む。まさに、人類の欲が作り出す災害が「聖地」を蝕んでしまう結果を招いてしまっている。

「環境を守ってきた伝統農業」について
そのような現状の中、アルバタイン地溝のすぐ北東側に位置するウガンダ北部地域においては、化学農薬・殺虫剤・枯葉剤といった化学薬剤を一切使用せず、地域の環境を守りながら換金作物を生産する有機農業が古くから現在に至るまで継続的に行われてきた。継続的に環境への負荷を与えない農法が続けられてきたことには、実は大きな理由が存在している。以下に、その理由を述べていきたい。

頑固で強靭な「アチョリ族」について
ウガンダ北部に暮らすアチョリ族という部族は、象(エレファント)を部族のシンボルとして掲げている。純正な部族の血継と文化を現在に至るまで継承し自然との共生、そして自然への感謝、といった日本人の精神性とも良く似た精神性を持つアチョリ族は、伝統的に継承されてきた環境ストレスフリー農業以外の農法を極端に嫌い、家畜と共に共生し、伝統的に受け継がれてきた有機肥料(マニュワ)を使用し、地力を損なわない持続可能な農法に徹底的に拘る。そして、自らが行う伝統農業に対し誇りを持ち、アチョリ族の農耕文化・歴史を継承している。まさに、日本の山岳信仰との共通点が見受けられる部族である。

アチョリのシンボル 象 (エレファント)(アチョリ語=Lryech)

「アチョリ族の悲しい歴史」について
ウガンダ共和国は、イギリスの植民地時代に、産業革命を支えるための綿花生産を担う植民地であったことから世界有数の綿花生産国となった歴史背景が存在する。イギリス領ウガンダ植民地(現在のウガンダ共和国)では、自然豊かな環境と肥沃な土壌を活かし、白くパール色に輝く高品質の綿花を産出してきたことから、イギリス元首相ウィンストン・チャーチル公より「アフリカの真珠」(パール オブ アフリカ)と讃えられた。しかし、その綿花のプランテーション(大規模農法)では強靭な肉体を持つアチョリ族が、優先的に奴隷として過重労働を強制され、多くのアチョリ族が被害を受けた。強制労働に歯向かう者は皆殺しにあい、奴隷貿易にも多くのアチョリ族が犠牲になったという悲しい歴史がある。更に、1980年代から約20年以上続いたウガンダ北部地域での内戦(ゲリラによる活動)により、多くのアチョリ族が家と職を失い、難民キャンプに難民が殺到した。ゲリラ活動を指揮したリーダーを生み出してしまった地域及び、ゲリラ活動に無理やり参加させられた少年少女兵達(両親の腕などを切り落とす事及び殺害を強制させられた子供達が、ゲリラ活動を指揮していたリーダーによって洗脳され、殺人や略奪の命令に背けない状態にされた子供達)が、現在でも歴史的及び部族的な差別に苦しみ、劣等意識を持ち生活を送らざるをえなかった悲しい歴史がある。

アチョリの未来

「プライド オブ アチョリの構築」について
現在行われているパール オブ アフリカ プロジェクトは、まさにウガンダ北部の「アチョリ族の悲しい過去」からの脱却を目指し「アチョリ族の新たな未来を作る」事業としてプロジェクト化された。「パール オブ アフリカ」の代名詞であるウガンダオーガニックコットンの特産品化プロジェクトとして動き始めた同プロジェクトには、現在ウガンダ北部地域(Nwoya県,Amuru県,Guru県)で約7000件のアチョリ農家が綿作に従事している。このプロジェクトは、更に地球上の限られた豊かな自然環境「最後の楽園」という「聖地」を守るための、地球規模の環境維持プロジェクトとして位置づけられており、ウガンダ共和国観光省は国立自然保護区の持続可能性の向上にも繋がる取り組みとし、同プロジェクトをウガンダ共和国を上げて支持している。ウガンダ共和国の環境資源を守り、環境負荷を出さずに特産品を生み出すウガンダオーガニックコットン「パール オブ アフリカ プロジェクト」は、まさに「最後の楽園」そして人類および生命の「聖地」を守らなければならない宿命を背負った国であるウガンダ共和国の国家プロジェクトとしてスタートしました。